リンパ球系について

血管を流れている血液は水分(水)です。もちろんその中には中性脂肪やコレステロールという油も混ざっていますが基本は水分です。これが血管系です。もう一つあり、それはリンパ系です。リンパには何が流れているかというとリンパ球が流れていますが基本は油が流れています。このリンパ管のスタートラインは何処かと言うと小腸なんです。

ごはんを食べると(炭水化物)まず口の中でアミラーゼという酵素で麦芽糖というものになり、これが小腸まで行くとマルターゼという酵素でブドウ糖になります。このブドウ糖を小腸の壁から吸収すると血管(静脈)に入ります。そして体中の臓器に回ってエネルギーであるブドウ糖を渡します。タンパク質(お肉)は口の中でリパーゼという酵素で脂肪を溶かし出来るだけタンパク質だけになるようにして胃に入って行きます。次にペプシダーゼ、トリプシンなどの消化酵素で消化されアミノ酸になります。これが膵臓のキモトリプシンなどの酵素で分解されアミノ酸がペプチドになり血管で吸収され細胞の中に入って色々な筋肉を作ったりホルモンを作る材料になります。脂肪は膵臓から出るリパーゼにより最終的にはカイロミクロンという小さな粒子になります。このカイロミクロンは血管に入らずリンパ管で吸収しリンパ循環で体の中を回り最終的なゴールの鎖骨下リンパ本幹から鎖骨下静脈に入ります。

リンパ管は右上半身、頭の右半分と右手だけを「右リンパ本幹」といい、左半身と下半身全部は「胸管」というところに入ります。右と左は別々のリンパ管になります。体中には毛細リンパ管という非常に細いリンパ管がありその中にリンパ球(免疫細胞)とリンパ液が入っています。これらの細いリンパ管は徐々に太いリンパ管につながり最終的に1本の太いリンパ(集合リンパ本管)に集まります。この集合リンパ本管には弁があり逆流を防いでいます。そして途中に扁桃腺、腋窩リンパ節、鼠径径リンパ節などのリンパ節でリンパ球を作っておりここでウイルスや微生物と戦っています。最終的に深部リンパ管というところから鎖骨下静脈に戻るという循環をしています。血流がしっかり回っている状態であればリンパ球の流れが良くなります。リンパ液がドロドロだと流れが悪くなりこのドロドロの原因は油の摂り過ぎです。脳梗塞や心筋梗塞を発症した方は下肢のむくみが多くリンパ管の循環が悪いと思われ、その摂取した油は酸化してアルデヒロになりそれが血管の内壁を傷つけ動脈硬化が進行していきます。このようなことを防ぐには油を摂らないことが重要でありリンパ系を良くしようと思ったら 小麦、植物性油、乳製品、甘味、も同様に摂取を控えることが重要です。油、小麦、乳製品、甘味、を控えると「むくみが無くなった」、「体調がよくなった」などの報告が多く寄せられています。

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