ビタミンDとコロナ

コロナウイルスに血中ビタミンD濃度が30ng/ml以上の方はほとんど感染せず、さらに重症化しない論文が発表されています。しかし、多くの方がビタミンD必要量30ng/mlに達していません。 いくつかのメカニズムを通じて、ビタミンDが感染のリスクを減らすことができる。これらのメカニズムには、ウイルスの複製率を下げることのできる物質の誘導、炎症性サイトカイン(肺炎惹起物質)濃度を下げ、抗炎症性サイトカインの濃度を高めることが含まれます。
・ビタミンD欠乏症は急性呼吸窮迫症候群の一因となることが判明しています。その致死率は年齢と慢性疾患も併存症とともに増加し、どちらも低い活性型ビタミンD濃度と関連しています。・感染のリスクを減らすため、COVID-19 のリスクがある人々は10.000単位/日のビタミンDの服用を検討することをお勧めます。・COVID-19 に感染した人の治療には、より高いビタミンD投与が有効かもしれません。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防法は、 ウイルスへの接触機会を減らす、 私たちの身体の抵抗力を高める、の2つです。前者については、新型コロナウイルスとの共存を想定した「新しい生活様式」が示されています。一方、後者での対策は、ウイルスの宿主となる人の側で、ウイルス感染に対する抵抗力を高めることです

ビタミンDと

カリフォルニア大学の研究チームが発表したCancer Causes and Control 誌によると、血清中のビタミンD3値が低い女性では、乳がんの発症リスクが著しく高くなることを報告しています。ビタミンD3は、癌細胞の増殖機構に広範囲に関わっていると考えられてるのです。

米国では日照の少ない地域で、乳癌だけでなく、大腸癌、卵巣癌、多発性硬化症の多発が指摘されています。2006年に発表された13カ国400万人以上の癌患者の分析データによる研究でも、日照の少ない国での癌のリスクの顕著な増加が示され、ビタミンD3濃度と癌の相関関係が証明されています。

ビタミンD3の摂取により大腸癌のリスクが50%減少、乳癌と卵巣癌のリスクも30%減少することが報告されています。また、ビタミンD3の摂取により、膵臓癌のリスクが43%減少したとする報告もあります。

ビタミンDですが、サプリとして販売されている商品表示を見るとビタミンD2又はD3と記載されていると思います。これは原料がD2は植物由来、D3が動物由来を表しています。どちらかというとD3の方が効果があると言われてますが根拠は判りません。
商品はドラッグストアのサプリメント売り場にあると思います。もちろんコストコで売っているものでもOKですが、色々なビタミンが1錠の中に含まれているマルチビタミン剤ではなくビタミンDだけ単独の商品を選んでください。
含有されているビタミンDの表記ですが、昔は国際単位のIU(International Units)で表示されていましたが最近はμg(マイクログラム)で表示されるようになってきました。1μg=40IUです。1錠中にビタミンDが25μg含有を国際単位に変換すると25μg×40.IU=1000IUということになります。
ビタミンDは脂溶性(油に溶ける)ビタミンのため水で飲んでも吸収しずらいのでサプリ自体が乳化されているものを選ぶか食後に服用するのがいいと思います。

◆乳化型のビタミンDはファンケル社で販売されています。(1粒30μのビタミンD含有)30錠で400円前後、国際単位に換算すると1錠30μg×40=1200IU

◆DHCで販売しているビタミンD(30錠300円前後)がありますが乳化されていません。ビタミンD含有は1錠25μなので25μg×40=1000IU

◆大塚製薬のネイチャーメイドからも「スーパービタミンD」という商品名で1錠1000IU、90錠入り900円ですが乳化されていません。

1日の服用量(錠)ですが食事などからの不足分を補う目的であれば1日1錠でOKですがコロナに感染した時の重症化を防ぐ目的に服用するのでデーターを見るとビタミンD血中濃度1錠相当の1000IUでは死亡率が88%となっています。が2錠相当の2000IUでは死亡率が4%と劇的に改善していますので毎日2錠以上の服用が必要です。ということでコロナ感染対策のビタミンD製剤はどこのメーカーが理想かというとファンケル社のビタミンDがお勧めです。・脂溶性なので吸収しやすいように乳化してある・1錠30μg=1200IUと他社よりビタミンD含有量が多い

  • 血中濃度に合わせて、ビタミンDを1日あたり1000単位から4000単位摂取しましょう。
  • ビタミンD血中濃度が30ng/ml以上になれば、維持量としてビタミンDを1日あたり(1μg=40単位、通常1錠:1000単位です)・血中濃度20ng/ml以下なら4000単位より開始、30ng/ml以下なら2000単位より開始しましょう。
  • 1000~2000単位摂取しましょう。できれば40ng/ml以上を目指したいです。

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