ビタミンDとコロナ
ビタミンDと癌
カリフォルニア大学の研究チームが発表したCancer Causes and Control 誌によると、血清中のビタミンD3値が低い女性では、乳がんの発症リスクが著しく高くなることを報告しています。ビタミンD3は、癌細胞の増殖機構に広範囲に関わっていると考えられてるのです。
米国では日照の少ない地域で、乳癌だけでなく、大腸癌、卵巣癌、多発性硬化症の多発が指摘されています。2006年に発表された13カ国400万人以上の癌患者の分析データによる研究でも、日照の少ない国での癌のリスクの顕著な増加が示され、ビタミンD3濃度と癌の相関関係が証明されています。
ビタミンD3の摂取により大腸癌のリスクが50%減少、乳癌と卵巣癌のリスクも30%減少することが報告されています。また、ビタミンD3の摂取により、膵臓癌のリスクが43%減少したとする報告もあります。
ビタミンDですが、サプリとして販売されている商品表示を見るとビタミンD2又はD3と記載されていると思います。これは原料がD2は植物由来、D3が動物由来を表しています。どちらかというとD3の方が効果があると言われてますが根拠は判りません。
商品はドラッグストアのサプリメント売り場にあると思います。もちろんコストコで売っているものでもOKですが、色々なビタミンが1錠の中に含まれているマルチビタミン剤ではなくビタミンDだけ単独の商品を選んでください。
含有されているビタミンDの表記ですが、昔は国際単位のIU(International Units)で表示されていましたが最近はμg(マイクログラム)で表示されるようになってきました。1μg=40IUです。1錠中にビタミンDが25μg含有を国際単位に変換すると25μg×40.IU=1000IUということになります。
ビタミンDは脂溶性(油に溶ける)ビタミンのため水で飲んでも吸収しずらいのでサプリ自体が乳化されているものを選ぶか食後に服用するのがいいと思います。
◆乳化型のビタミンDはファンケル社で販売されています。(1粒30μのビタミンD含有)30錠で400円前後、国際単位に換算すると1錠30μg×40=1200IU
◆DHCで販売しているビタミンD(30錠300円前後)がありますが乳化されていません。ビタミンD含有は1錠25μなので25μg×40=1000IU
◆大塚製薬のネイチャーメイドからも「スーパービタミンD」という商品名で1錠1000IU、90錠入り900円ですが乳化されていません。
1日の服用量(錠)ですが食事などからの不足分を補う目的であれば1日1錠でOKですがコロナに感染した時の重症化を防ぐ目的に服用するのでデーターを見るとビタミンD血中濃度1錠相当の1000IUでは死亡率が88%となっています。が2錠相当の2000IUでは死亡率が4%と劇的に改善していますので毎日2錠以上の服用が必要です。ということでコロナ感染対策のビタミンD製剤はどこのメーカーが理想かというとファンケル社のビタミンDがお勧めです。・脂溶性なので吸収しやすいように乳化してある・1錠30μg=1200IUと他社よりビタミンD含有量が多い
◆ビタミンDでコロナ感染予防を ↓