イベルメクチン(寄生虫駆除薬)について

まずイベルメクチンは寄生虫駆除薬として米国メルク社より開発された医薬品でコロナ感染症には効果がないと言っています。3年前にコロナの治療薬として効果があるのではと期待され国会でも審議され当時の厚生大臣が製薬企業からの返事として臨床試験の結果から新型コロナに対する治療効果は示されていないと答弁。要するに効かないと製造している企業みずからの返事を述べています。ただしコロナウイルスの増殖を抑制する効果があることは認めていますがその時の薬の濃度が少ないと効果がなく通常飲む量の30倍以上飲まないと効果がでないので通常の量を飲用しても製造メーカーは効くはずがないと言っています。

2022年に製薬会社の興和がコロナ感染患者1030人に対するプラセボ群(にせの薬)とイベルメクチン使用群の結果報告がありどちらの群も症状は改善し、その改善にかかった時間も同じであった。要するにイベルメクチンを使用した群としなかった群に違いがなかった、つまり飲んでも飲まなくても同じ結果だったとのことで薬の効果を評価できる結果にはなっていません。ということでコロナ対策としてイベルメクチンを通販で購入して飲用することは賛成できません。またジェネリック品を評価している文献はないのでお勧めの製造元に対する知識はないのでどこが良いかわかりません。もし取り寄せるにしても中国や東南アジアでの製造品は製造レベルが低いと思われ不純物の混入の可能性もありおすすめできません。

コロナ対策でイベルメクチンを考えるなら免疫力をアップさせるビタミンDの飲用をお勧めします。ビタミンDの血中濃度が30ng以上ある人はコロナ感染時の死亡がほとんでありません。そしてビタミンDは安価ですから毎日飲用するには適しています。また現在コロナに感染した場合クリニックに行けばラゲブリオ,ゾコーバなど飲めば翌日には回復するコロナ治療薬があります。ただし自己負担は2万円ぐらいですが圧倒的な治療効果がありますので医者が処方するコロナ治療薬を第一選択としてください。

2024年10月から始まるコロナワクチン接種ですがちょっと疑問点がありコロナワクチン接種は慎重に検討してください。しかしインフルエンザの予防接種はしてください。

新型コロナへのイベルメクチン使用、中毒症状の報告が急増

イベルメクチン(商品名:ストロメクトール)を新型コロナウイルス治療薬として使用することに対し、製薬メーカーや米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)などから、安全性と有効性を支持するデータはなく使用を推奨しない旨の声明が重ねて出されている。さらに、イベルメクチン服用後の中毒症状を訴えて医療機関を受診する人が急増しているとの報告が、NEJM誌オンライン版2021年10月20日号「CORRESPONDENCE」に掲載された。 
通報した21例中6例がイベルメクチン使用による中毒症状で入院したが、処方により入手した 3例を含め、6例全員が予防目的の使用だった。4例は集中治療室で治療を受けたが、死亡例はなかった。症状は、胃腸障害が4例、錯乱が3例、運動失調と脱力が2例、低血圧が2例、痙攣が1例だった。入院しなかった人の多くは、胃腸障害、めまい、錯乱、視覚症状、発疹などの症状を報告した。
これらの症例は、錯乱、運動失調、痙攣、低血圧などの重篤なエピソードを含むイベルメクチンの潜在的な毒性作用と不適切な使用が増加していることを表しており、COVID-19の治療や予防を目的としてイベルメクチンを使用することを支持する十分な証拠はなく、不適切な使用や薬物相互作用の発生は、入院を必要とする重篤な副作用を引き起こす可能性がある、と警告している。

北里大、コロナへのイベルメクチン第III相の論文公表

北里大学が主導して実施した、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を対象としたイベルメクチンの第III相臨床試験「CORVETTE-01」の結果については、2022年9月に同大学によって、主要評価項目においてプラセボとの統計学的有意差がなく、有効性が認められなかったことが発表されていた1)。本試験の結果が、Frontiers in Medicine誌2023年5月22日号に掲載された。軽症~中等症COVID-19患者に対するイベルメクチンは、RT-PCR検査陰性化までの期間の短縮にはつながらないことが示された。
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